2024年2月27日に日経がニンテンドースイッチの後継機が2025年3月に発売すると報じました。
待ちに待った後継機の発売が決まったのか!と喜びたいところですが…
SNSでは「まだ信用してはいけない」という空気でした。
理由は日経は過去に何度も飛ばし記事を書いているためのようです。
その内容についてまとめましたので、よければ最後までご覧ください。
日経の任天堂の飛ばし記事
過去に日経が記事を出した後、任天堂がその記事に対して否定をするというのが何度かあったようです。
そのためニンテンドースイッチの後継機の発売についても一部の人に「飛ばし記事なのでは…」と言われています。
「飛ばし記事」とは裏取りがきちんと行われていない信憑性が低い記事の事です。
2012年2月20日の日経の記事
こちらの記事は任天堂から「不正確な報道がありました」と発信があったものです。
会員限定記事なので冒頭しか読む事ができませんが、このようなタイトルの記事です。
岩田社長が口にした、任天堂の「没落」
引用元:日本経済新聞
この記事に対して、当時の社長である岩田さんがX(当時はTwitter)で否定しています。
[岩田]ところで、月曜日に電子版媒体で当社に対する不正確な報道がありました。このようなことが何度か続いていますが、文脈を無視して恣意的に言葉を抜き出したり、事実と憶測を混ぜて書いたり、まるでゴシップ誌のような手法を採られていることに驚いています。
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) February 22, 2012
どの記事か具体的には書かれていませんが、2月20日(月曜日)に出された日経の記事の事だと考えられます。
会員限定記事なので一部しか読む事ができませんが、調べたところ記事の内容は全くの嘘という訳ではないようです。
岩田さんの発信にもあるように、憶測を混ぜて書いてしまっているのが問題だったようです。
2012年3月16日の日経の記事
2012年3月16日の日経産業新聞から「任天堂がアジア市場の開拓を本格化させる」とう記事が出ました。
記事には、ニンテンドー3DSを4月から韓国や中国でも発売する事や、新たにアジア戦略のための専門部署を立ち上げている等書かれていました。
しかし、任天堂がすぐに否定しました。
本日の日経産業新聞の報道(「任天堂3DSアジア市場に的」)につきましては、当社が発表あるいは事実確認したものではなく、日本経済新聞社の推測に基づいて書かれたものです。
引用:任天堂ニュースリリース
2012年6月5日の日経の記事
同じ年の6月5日に今度は「Wii U」にカーナビや電子書籍の機能が搭載されるという記事がでました。
任天堂は年末に発売する新型家庭用ゲーム機「Wii U」に、カーナビゲーションや電子書籍などの機能を搭載する。手軽に使えるスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に利用者が流れているため、ゲーム以外の機能を充実させる。
引用元:日本経済新聞
こちらも任天堂は即否定しました。
本日の日本経済新聞の報道(「任天堂、スマホに対抗」)は、当社が発表あるいは事実確認したものではなく、数多くの間違いが含まれた、日本経済新聞社の全くの憶測記事です。
引用元:任天堂ニュースリリース
「数多くの間違い」と強調されている事から任天堂の怒りを感じると言われていました。
事実、こちらは実装されていないですね。
2016年3月23日の日経の記事
2016年にも任天堂に否定された記事がありました。
「Wii U」の生産終了に関する記事です。
任天堂は主力の据え置き型ゲーム機「Wii U」の生産を年内にも終了する。
引用元:日本経済新聞
こちらも任天堂は否定しています。
日本経済新聞について「当社からの発表ではない」として、「来期以降も生産は継続して行う予定」だと取材に答えた。
引用元:ねとらぼ
「Wii U」は2017年1月31日に日本国内での生産を終了しました。
2022年8月26日の日経の記事
2022年にはソニーに関する記事の中に、任天堂がパソコン用のエミュレーターを発表していると記載がありました。
「任天堂も今年に入り、ゲーム専用機『ニンテンドースイッチ』のソフトがPC上で楽しめるエミュレーターを発表しています」とあったのは誤りでした。当該箇所は削除しました。
引用元:日本経済新聞
こちらは誤りであった事を認めて、文章が削除されました。
飛ばし記事は任天堂以外にも
過去に飛ばし記事があったのは、任天堂だけではありません。
2017年8月23日に日経から出たバンダイナムコの記事です。
バンダイナムコホールディングスは海外のアニメ配信事業から撤退する。
引用元:日本経済新聞
バンダイナムコHDはこちらを否定しています。
当社グループがアニメ海外配信から撤退するという事実はございません。
子会社のアニメコンソーシアムジャパンで行っている配信事業は終了致しますが、その他のグループ各社で行っている配信につきましては今後も継続・強化してまいります。
引用元:ITmediaビジネスONLiNE
ゲーム業界以外でも様々な飛ばし記事が過去にあったようです。
日経の記事に対するSNSでの反応
日経が報じた「ニンテンドースイッチ後継機発売」に対するSNSでの反応はこのような感じでした。
公式の発表でない上に日経というのがより信用できないのでご注意を
スイッチの後継機という大ニュースの初報がNintendo Direct以外で出るはずがない
日経は過去にゲーム関係の飛ばし記事を書いているので信憑性は低い
デマや飛ばし記事に対処するために
岩田さんが情報を直接発信できるようNintendo Directを始めた
公式の発表を待とう
日本経済新聞 電子版の該当のポストには「コミュニティノート」がつけられています。
ただ、過去には日経が報じていた『ニンテンドー3DSLL』が実際に発表されたりと、任天堂リークは当たる事もあるという意見もあるようです。
今は「Nintendo Direct」があるので、公式からの情報を待つのが一番ですね。
ニンテンドースイッチが発売されたのが2017年3月3日なのでもうすぐ7年たちます。
そろそろ後継機の発表があるのかなって期待しちゃいますよね。
ニンテンドースイッチの後継機が2025年3月に本当に発売になるのかとても気になりますね!
【追記】任天堂がスイッチ後継機についてアナウンス
2024年5月7日に任天堂広報のXで、Nintendo Switch後継機についてアナウンスがありました。
社長の古川です。2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶりにSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います。また、2024年後半のSwitchソフトラインナップをお知らせするNintendo Directを6月に実施しますが、そこでは後継機種を扱いません。誤解のないようお願いいたします。
— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) May 7, 2024
おそらく2024年度内(2025年3月まで)にはSwitch後継機の発売日が発表されると思われます。
6月に「Nintendo Direct」がありますが、そちらでは取り扱わないという事なので発表がそれ以降になるのは確実ですね。
Switch後継機がどのような性能になるのか、現Switchソフトとの互換性はあるのか等色々気になりますね!続報を待ちましょう!